環境問題とMRDULAの取組み

今年の夏は世界で最高気温を記録しました。

史上最も暑い夏となり日本でも35度超えの気温が続いています。

 

2023年7月は「観測史上最も暑い月」になる――。世界気象機関(WMO)などは7月27日、このような見通しを示した。国連のグテーレス事務総長は同日の記者会見で「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と述べ、各国政府などに気候変動対策の加速を求めた。(副編集長・竹山栄太郎)朝日新聞デジタル

 

地球温暖化が進むと・・・

  1. 気候変動による自然災害が増える

  2. 作物が取れなくなる(干魃や水資源不足)、食糧飢饉

  3. 生物多様性への影響

 

他にもたくさんありますが今回は大きくこの3つについて一緒に勉強できたらと思います。

01 自然災害

ー内閣府防災情報よりー

毎年、世界では約1億6千万人が被災し、約10万人の命が奪われるとともに、約400億ドル以上の被害額が発生しています(1970年〜2008年の平均)。 また、最近の10年間をみると、1970年代に比べて、発生件数、被災者数ともに約3倍に増加しています

 

02 食糧飢饉

温暖化の影響を受けやすい発展途上国(アジアやアフリカ)を中心に2023年は3億4500万人が高いレベルの食料不安に直面すると推定しています。この数は、2020年の2倍以上で、新型コロナウイルスの流行以前と比較すると2億人も増加しています。

世界で90万人以上は飢餓の中でも最も深刻な飢きんにほぼ近い状態にあり、生き延びるために闘っています。こうした人びとは5年前と比較して10倍となり、憂慮すべき割合で急増しています。

出典:国連WFP

 

参考までに、日本では食糧危機ではなくむしろ食糧廃棄量が問題とされています。

日本は家庭系食品ロス量ランキング世界で14位で、世界的にも食品ロスが多い国です。 国民1人当たり茶わん1杯分の食品を毎日廃棄している状況。外食を入れると「食品ロス」は523万トン(※)。 これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2021年で年間約440万トン)の1.2倍に相当します。

※農林水産省及び環境省「令和3年度推計」

 

03 生態系への影響

コロナウイルスなどの感染症も生息域を失った動物と人の距離が近くなったことによる影響を指摘する研究もあります。

身近な生物への影響の例に、ウミガメの性別があります。ウミガメは砂浜の温度でオス・メスが決まるそうです。29度を堺に高いとメス、低いとオスが生まれます。今後地球温暖化が進みメスしか生まれなくなるとウミガメも絶滅してしまいます。

2018年にオーストラリア北東部のグレート・バリア・リーフで生まれたアオウミガメは99%メスというニュースもありました。(ナショナルジオグラフィック)

このように私たちの知らない間に世界で環境破壊は深刻な状況になっています。

個人の取り組みはもちろん企業の取り組みもとても大切です。

私はアーユルヴェーダを広めたいという思いと同時に経済活動をする企業がもっとエシカルになればと思い、ヴィーガン&植樹活動をするスキンケアブランドMRDULAを創業しました。

利益だけ追求しても自分にとっては楽しくないし満たされない気がして、ギブアンドテイクではギブを社会に多くしたいと思っています。

もちろん商品の品質や成分自体にもこだわりをたくさん詰め込んでいるので商品自体を評価されることも嬉しいですが、MRDULAを通して少しでも多くの人が環境や社会問題に興味関心を持ってくれて少しでも地球にダメージの少ない行動が増えればと願っています。

例えばペットボトル飲料を買わないようにする、お肉の摂取量を減らす、夏は冷房を27-28度に設定するなど。。。

 

MRDULAでは植樹活動をサポートしており、商品1つ購入につき苗木を1本寄付するプロジェクトを行なっています。

 

毎週東京都と同じ面積の森林が世界では失われているという現状に対して微力でも何かできないか、そう思って植樹活動を始めました。

森林減少によって増える温室効果ガスの排出量は、世界全体の排出量の約2割に相当します。地球温暖化と気候変動を防ぐためには、森林保護が極めて重要です。そして、これほどの大規模な取り組みで成果を出すには、国や地域の施策だけでなく、個人レベルの積極的な参加が欠かせません。

商品を買うことが植樹につながるというエシカル購買。

日本ではまだまだ少ないですが、私が大学時代過ごしたニューヨークでは10年以上前ですがすでにエシカル購買になる商品がありました。Tom'sの靴が代表的なエシカル購買です。

MRDULAでは年間の販売個数分の苗木を植える資金をTeamtrees.orgに寄付します。

 

個人で植樹に貢献するのが難しいけど、環境に対して少しでもいいことをしたいと思っている方もたくさんいらっしゃると思います。

 そのようなニーズがこれからたくさん増え、MRDULAを通して満たせていけるとうれしいです。

 

MRDULAファウンダー