ニームの美容効果とスキンケアへの取り入れ方
「ニーム」は、主に熱帯地方に自生、栽培される常緑樹です。ニームの花は白くて小さく、ジャスミンに似た甘い香りがします。
また、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、樹皮、実、葉などには薬効があるとされ、薬用ハーブや常備薬として重宝されています。アーユルヴェーダではその効能からニームの木を「奇跡の木」と呼んでいます。その効果は、あのWHOが注目するほどです。
「そんなにすごいなら、ぜひ使ってみたい!」と思った人もいるかもしれませんが、日本ではまだまだ馴染みがないため、どのように取り入れれば良いかわからない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ニームが持つ美容効果と、スキンケアへの取り入れ方について詳しく解説していきます。ぜひ、参考にしてください。
ニームに期待できる美容効果
ニームには、次のような美容効果が期待できます。
抗炎症作用 |
アレルギー症状の原因となるヒスタミンを抑える働きがあるため、敏感肌やかぶれ対策に使用すると効果的 |
エイジングケア
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ニームには豊富なビタミンEが含まれているため、肌を老化させる原因となる活性酵素の発生を抑える効果がある |
肌の透明感アップ |
ニームにはメラニン生成の抑制や、色素沈着を抑制する働きがあるため、肌の透明感を向上させる効果が見込まれる |
乾燥対策 |
ニームには必須脂肪酸が豊富に含まれているため、肌に乗せたときの浸透性も高く、肌の乾燥を防いでうるおいやツヤ、ハリを与える効果が期待できる |
スキンケアへのニームの取り入れ方
では、スキンケアに取り入れる場合はどうすれば良いのでしょうか?
スキンケアに使うにはニームオイル、もしくはニームエキス「アザジラクタ葉エキス」が含まれている基礎化粧品を使用します。
ニームオイルは独特な薬草の香りがするため、肌質に合うベースオイルや精油とブレンドして使用するのがおすすめです。
1 化粧水前のブースターオイルとして
化粧水前のブースターオイルや導入液として使うのがおすすめです。化粧水の水分をしっかりと取り込み、みずみずしい肌へと導きます。
2 油脂クレンジングとして
毛穴、黒ずみ、ゴワつきのケアにおすすめです。
小鼻やあごなど、毛穴の気になる箇所にニームオイルを馴染ませて10分ほど置くことで、気になる小鼻の黒ずみや、毛穴のつまり、ゴワつきをスッキリさせることができます。
3 スペシャルケアのオイルパックとして
頑張った自分をいたわる、スペシャルケアとしても良いですね。
ニームオイルを顔全体に塗って湯船に浸かると、湯船の蒸気がスチーマー代わりとなって、贅沢パックへと早変わり。
季節の変わり目やお肌の調子がすぐれないときにお試しください。
4 アーユルヴェーダ式スキンケア
アーユルヴェーダでは、オイルを肌に浸透させることで、肌内部にオイルの持つ栄養素を届けます。
特に、ニームオイルは浸透力に優れているので、スキンケア後にニームオイルでケアすることで乾燥肌や年齢肌に集中的にアプローチすることができます。
5 全身のマッサージオイルとして
ニームは顔だけでなく、全身のケアにも使えます。
ニームオイルは高価なのでセサミオイルなどのキャリアオイル・ベースオイルにブレンドします。手の上で温めてから全身に馴染ませると、リンパケアやマッサージになります。
ニームオイルは独特の香りがするので、お好みの精油を数滴混ぜてアロママッサージをするのがおすすめです。
6 ニームエキス「アザジラクタ葉エキス」配合の化粧品を使用する
ニームオイルは扱いにくそう、オイルはベタつくから苦手、という方はニームエキスを配合した化粧品を使ってみてはいかがでしょうか。
MRDULAマルデューラの商品「クレイマスク」と「マッサージスクラブ」にはニームの葉から抽出した「アザジラクタ葉エキス」が配合されております。国産の化粧品では大変珍しい成分です。
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ニームをスキンケアに取り入れる際の注意点
最後に、ニームをスキンケアに取り入れる際の注意点をご紹介します。
・妊娠中の方、もしくは男女ともに妊娠を検討している方は、使用を控える
・乳幼児や小さな子供には使用しない
・ごまアレルギーの人は使用を控える
・敏感な肌質の人は、事前にパッチテストをして異常がなければ使用する。
もし使用に不安を感じる人は、医師に相談した上で使う
まとめ
今回は、近年注目を集めているニームの美容効果やスキンケアへの取り入れ方について解説しました。
ニームは自然由来の美容効果を持ち、アーユルヴェーダでは古くから用いられてきました。その効果は、今後さらに注目を集めることでしょう。
「今のスキンケアに満足していない」「より自然に近いスキンケアをしたい」という人は、ぜひ一度試してみてください。