お肌のカウンセリング:過敏になっている乾燥肌編
最近知人(30歳女性)のお肌の悩みを解決できたので、似たような症状や悩みをお持ちの方はご参考にしてみてください。
過敏になっている乾燥肌編
- 肌質:ヴァータ、色白、乾燥肌、毛穴レス、皮膚が薄い、冬ブルベ
- 状態:超過敏、乾燥、ワセリンしか塗れないほど何を塗っても赤くなりガサガサになりかゆい。皮膚科に処方してもらった保湿剤もダメで結局ワセリンに戻る。
- 生活習慣:食生活は自炊が多くバランスも取れていて健康的、朝はお白湯を飲んでいて水分補給は十分、睡眠は平均で規則正しい、運動はほとんどしない、仕事は立ち仕事でノルマもありストレスが多い、喫煙なし、飲酒はまれに、アレルギーなし
夏で湿度の高いこの時期でも乾燥して赤くなるという悩みでした。
ワセリンも半日経てば効果が無くなるくらいの乾燥で、透明感のあるお肌をしているのですが年齢相応のもっちり吸い付くようなお肌とは言えません。
推測としては
- ターンオーバー異常でお肌のバリア機能が弱っている
- 新陳代謝が悪いので保水力が弱い
改善策
- お肌に合わない洗浄力の強いクレンジングをしているので、クレンジング方法を変える
- ターンオーバーを正常化する栄養素を入れる(ビタミンA)
①クレンジング方法を変える
彼女にはまず市販のクレンジング剤を使わないメイクオフ方法を試してもらいました。おそらく乾燥肌なのに市販のクレンジング剤で油分を落としすぎていてバリア機能が弱っているのだと思いました。
こちら⇩の記事に掲載しているナチュラルクレンジング法です。
クレンジングオイルがお肌に良くない理由、ナチュラル派のクレンジング
Step 1. アイメイクは専用のリムーバーで落とす
Step 2. ベースメイクは植物オイルで浮かせる
日焼け止め、下地、ファンデーションなどのベースメイクは油分でできているので、油を油で浮かせることができます。
ヴァータで乾燥肌の彼女にはセサミオイルを使ってもらいました。
Step 3. 油分をオイルで浮かせた後は十分に泡立てた純石鹸で洗い流す。
オイルをそのままにしていても汚れはお湯で十分に洗い流せません。そのまま放置するとニキビなどの肌トラブルになるので、しっかり泡立てた純石鹸で洗い流してください。泡で洗うようにしてお肌は擦らないようにします。
基本中の基本ですが、洗い流すときシャワーを直に顔に当てることは絶対にNGです。
②ターンオーバーを正常化するスキンケア
天然のビタミンAだけでなくビタミンCなどの美容成分も豊富に含み、かつ保湿もできるローズヒップシードオイルを試しに使ってもらいました。
たくさんの美容成分を含んでいるのでお肌の代謝も良くなるかなと。
ここ数年注目されているレチノールはビタミンAのことです。ローズヒップシードオイルは植物オイルの中でもビタミンAを多く含有しています。噂ではキャサリン妃も使っているとか。
関連記事:
ローズヒップシードオイルの効果効能とは?キャサリン妃も愛用している美肌オイル
*過敏になっているお肌に濃度の高いレチノール成分配合のスキンケアはお勧めしませんので商品選びには十分にお気をつけください。
この2つの改善策を続けてもらいました。これに合わせて可能な限り湯船につかることと、軽い運動をして体内からも代謝を上げるようにおすすめしました。
最初の1週間ほどはお肌も落ち着いていましたが、続けているとビタミンAの反応で赤みが出てお肌の皮がポロポロ落ちてきたそうです。
健康なお肌の場合、ローズヒップシードオイルでここまで反応する人は多くありませんが、濃度の高いレチノールクリームを使うとよく出る反応です。
この反応が起きた場合、正常化するまで数日から1週間ほどかかります。
痛みや痒みは無くビタミンAの初期反応が落ち着いたらお肌が生まれ変わったように綺麗になり、乾燥で赤くなったり痒くなったりするような悩みも改善されたそうです。
今までワセリンしか使えずパックなども一切できなかったのに、MRDULAのフェイスマスクも使えるようになったということでした。
こちらはあくまでも参考事例で全ての肌質・お悩みに合うとは限りませんが、似たような症状であったり、普段健康なライフスタイルを送っているのに肌の調子が良くないという方は参考になると思います。
皮膚科医に相談しても外用薬をもらうだけで良くならない方も、まずクレンジング方法から見直してみてください。
スキンケアもセルフケアも、色々試して自分に合うものを見つけていくことが大事です。
何年も同じスキンケアを続けていて問題ないのであれば今のままでもいいと思いますが、年齢・季節によって見直すことも大事です。
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