若々しい肌を保ちたい!アンチエイジングに効果的な食材をアーユルヴェーダの観点で紹介
アーユルヴェーダは、心身の不調を改善させていくための方法として注目されています。
いつまでも若々しい肌を保ちたいなら、アーユルヴェーダの基本となる体質別の食事の中で、アンチエイジングに効果的な食材を積極的に取り入れていくのが良いでしょう。
この記事では、アーユルヴェーダの体質別食事のポイントから、アンチエイジングにおすすめの食材を紹介します。
アーユルヴェーダの体質別食事法
アーユルヴェーダでは、3つの生命エネルギー(ヴァータ・ピッタ・カパ)の中で、どのエネルギーが優勢になっているのかを知ることで、自分に必要となる栄養素が分かるとされています。
まずは自分のドーシャ(体質)を知ることから始めましょう。
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ドーシャと体質診断
3つのエネルギーは、バランス良く働いていると心身の健康を保ちやすくなりますが、どのような人でもバランスは崩れてしまうことがあり、優勢に働いてしまうエネルギーがあるのです。
季節によっても優勢になるドーシャは変化しますので、季節ごとに今どのドーシャが増加しているかも自分のドーシャと合わせて見ることをおすすめします。
バランスを整えるための方法の1つとして、食事を見直していくことも大事です。
今回はドーシャごとにおすすめの「アンチエイジング食材」をご紹介します。
ヴァータ | オーツ麦、バナナ、いちご、ナッツ |
ピッタ | エンドウ豆、キノコ類、ブロッコリー |
カパ | 生姜、アスパラガス、鶏むね肉 |
ヴァータにおすすめのアンチエイジング食材
ヴァータにおすすめのアンチエイジング食材は、オーツ麦やバナナ、いちご、ナッツ類です。
オーツ麦は、グルテンフリーで低糖質、ダイエットでも注目されている食材です。食物繊維やタンパク質、ビタミンB1、B2、ビオチン、鉄分など豊富な栄養成分が含まれています。
タンパク質は、美肌や美髪のために欠かせない栄養素なので、肌のハリや弾力を保つためにも役立ちます。
また、ビタミンB群は美肌ビタミンとして知られています。良質の油分で肌を乾燥から守ってくれますし、ビオチンで肌トラブルの予防も期待できます。
温かくして食べるのが良いため、スープなどに入れてしっかりふやかしていただきましょう。
バナナは、すぐにエネルギー源になってくれるので、食欲が落ちている時にもおすすめです。
便通が悪くなりやすいヴァータの方は、バナナを摂取することで便通改善効果も期待でき、肌トラブルの予防にも繋がります。
いちごは、ビタミンCの宝庫で、抗酸化作用やコラーゲンを作るなどの働きをしてくれるので、美肌を維持するために役立ちます。
ナッツ類は、乾燥しやすい肌に潤いを与えてくれて、食物繊維で便通も改善されやすくなりますし、女性が不足しやすい鉄分も補給できます。
ピッタにおすすめのアンチエイジング食材
ピッタにおすすめのアンチエイジング食材は、エンドウ豆やキノコ類、ブロッコリーです。
エンドウ豆には、ビタミンB1やビタミンC、ベータカロテン、ナイアシン、食物繊維などが多く含まれています。
ベータカロテンは、抗酸化作用の高い食材のため、身体のサビを防ぎアンチエイジング効果を期待できます。
キノコ類は、皮膚や髪の健康を維持するために必要なナイアシンを多く含んでいます。
これにより、肌や髪の若々しさを保つために役立ってくれます。
ブロッコリーは、肌のターンオーバーを促してくれる葉酸や、血行を良くしてくれるビタミンE、高い抗酸化作用のあるビタミンCなどアンチエイジングに役立つ栄養素を豊富に含んでいます。
カパにおすすめのアンチエイジング食材
カパにおすすめのアンチエイジング食材は、生姜、アスパラガス、鶏むね肉です。
生姜は、活性酸素を抑えることができるジンゲロールとショウガオールという抗酸化成分を多く含んでいます。糖化と呼ばれる症状を防ぐ働きも期待できます。
アスパラガスには、グルタチオンと呼ばれる解毒作用のある栄養素が含まれているので、体内の老廃物などを輩出しやすくなり、デトックス効果を期待できます。また、血管を若々しく保つルチンも豊富に含まれています。
鶏むね肉は、タンパク質を豊富に含むだけでなく、ビタミンB群をバランス良く摂取できることから、肌や髪、爪の健康維持に役立ちます。
まとめ
アーユルヴェーダでは、体質別に摂取したい食材や控えたい食材というものがありますが、完璧にこなそうとすると知識が必要ですぐに実践しにくいです。
そのため、まずはできるだけ加工食品を減らし、新鮮な食材を使って食事を作ること、そして作りたてのものを味わうようにするということから意識してみてください。
加工食品に含まれる添加物の摂取量を減らし、作りたてのエネルギーが高い食材をいただくことでも、アンチエイジングにつながります。