ホホバオイルの効果・効能とは?顔・ボディ・ヘアケアまでおすすめの使い方を解説

お肌の乾燥や、ゴワつきが気になるときにオイルを使って保湿している人も多いのでは。今回は保湿ケアとして人気の高いホホバオイルについて、詳しくご紹介します。

ホホバオイルの特徴から、効果・効能・おすすめの使い方もまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

ホホバオイルとは?

ホホバオイルの効果・効能とは?顔・ボディ・ヘアケアまでおすすめの使い方を解説

『ホホバオイル』とは、ホホバ種子から抽出したオイルのこと。ホホバは水の少ないメキシコや、アメリカの砂漠地帯で育つ樹木の一種で、種子は硬い表皮で覆われていて水分を長く保つ力に優れています。

 

市販のホホバオイルには『精製済み』と『未精製』の2タイプがある


市販で購入可能なホホバオイルには、透き通っているオイルと、濃い黄みのあるオイルの2タイプがあります。どちらもホホバオイルですが、こんな違いがあります。

  • 精製済み…クリアでサラッとしてつけ心地で、匂いや質感にクセが少ない
  • 未精製…しっとりとしたなめらかなつけ心地で、栄養素が多く匂いにクセがある

精製済みのホホバオイルはサラッとしていて伸びが良く、植物由来のオイル特有の匂いや、質感にクセが少ないタイプ。オイルをスキンケアに使うのが初めてという人にも使いやすいです。肌なじみが良く、髪や顔の保湿ケアにもおすすめ。


未精製のホホバオイルは、栄養価の含有量が高く黄金のような濃い黄色をしているのが特徴です。精製済みよりもしっとりとしたつけ心地で、優れた保湿力がほしいときにもぴったり。

ただ完全に精製されていないため、製品によっては少し濁りがあったり、オイル特有の脂っぽいクセのある匂いがあることも。

精製済み、未精製の両方の特徴を知って、自分が使いやすいタイプを選んでみましょう。

 

ホホバオイルの効果・効能とは?成分の特徴

ホホバオイルの効果・効能とは?顔・ボディ・ヘアケアまでおすすめの使い方を解説

ホホバオイルは『液体ロウ』とも呼ばれ、10℃以下になると固形のワックス状に変化します。これはオイルの主成分に『ワックスエステル』が含まれているからです。

こんなホホバオイルの特徴から、効果・効能を見ていきましょう。

 

①高い保湿力

ホホバオイルはなじませた髪や、皮膚の表面に油分で膜を張り保湿してくれる高い保湿効果が期待できます。

さらに人の肌が保有している『ワックスエステル』という成分が多く含まれているため、肌なじみが良く、スルッと角質層に浸透しやすいという特徴があります。保湿力がありながらベタつきにくく、サラッと軽くなじませることができます。

②うるおいを長く維持する

砂漠地帯原産の樹木から採れるホホバオイルは保湿するだけでなく、肌のバリア機能を守り、与えたうるおいを守りながら長くキープしてくれる力にも優れています。

肌のバリア機能とは、紫外線や外気・花粉・埃など外からの刺激から皮膚を守ってくれる肌本来の機能のこと。しかし肌のバリア機能は、肌質や加齢・乾燥・紫外線によるダメージによって低下しやすいので要注意。低下するとお肌に与えたうるおいが蒸発しやすくなったり、外からの刺激を受けやすくなったりする場合も。

ホホバオイルはお肌にうるおいを与えながら、うるおいを長くキープしてくれます。

③優れた抗酸化作用

抗酸化とは老化に繋がる余分な活性酸素を除去し、すこやかな状態に整えてくれる作用のこと。ホホバオイルは優れた抗酸化作用をもち、肌のハリやうるおいのあるなめらかな状態を長く保ってくれます。髪のツヤ不足や、お肌の老化・加齢によるシミ・シワが気になるときの保湿ケアにもおすすめ。

④皮膚をやわらかくする

毎日洗顔をしていても、お肌のゴワつきが気になることはありませんか。ホホバオイルは優れた保湿力で乾燥による皮膚のカサつきを防ぎ、やわらかな肌に整えてくれます。

さらにホホバオイルの皮脂になじみやすい特徴を活かして、角質ケアに使うこともできます。

⑤肌質を問わず敏感肌にも使いやすい

ホホバオイルは『ワックスエステル』が多く含まれているので、敏感肌の人や、赤ちゃん・デリケートになりやすい部位にも使いやすいオイルです。肌質を問わずに使いやすいため、家族で保湿ケアしたいときや、髪・顔・ボディの全身の保湿ケアにも手軽に使うことができます。

ただすべての人のお肌と相性が良いわけではないため、肌刺激が気になるときは、使う前に皮膚がやわらかい二の腕や、顔の目立たない部分に少量をなじませてパッチテストを行うのがおすすめです。

 

ホホバオイルのおすすめの使い方6選

今度は、ホホバオイルのおすすめの使い方を6つご紹介します。保湿ケアはもちろん、毛穴ケアや、オイルパックによる角質ケアのやり方も詳しくお届けするので、ぜひチェックしてみてください。

 

①スキンケアの最後に数滴を顔全体になじませる

顔の保湿ケアにとりいれるときは、普段のスキンケアの最後に使うのがおすすめです。まず1~2滴のホホバオイルを手のひらに出し、軽く両手のひらをこすり合わせます。手のひらを顔に押し当てるようになじませましょう。

また化粧品を角質層になじみやすくしたいときには、こんな順番で使ってみるのもおすすめ。

  • クレンジング・洗顔→ホホバオイル→化粧水→美容液→乳液もしくはクリーム

オイルをなじませた後は、ティッシュで軽くお肌を押さえて余分な油分をオフすると、ベタつきにくくさっぱりとした仕上がりでスキンケアができます。

②クレンジングオイルの代わりにメイクオフ

ホホバオイルはクレンジングオイルの代わりにメイクの油分を浮かせて、洗い落としやすくしてくれます。洗浄成分は含まれていないので、耐久性の高いメイクのクレンジングには向いていませんが、軽い日焼け止めや、ナチュラルメイクのメイク落としにおすすめです。

油分が皮膚に残りやすいので、メイクオフ後は洗顔料でオイルをさっぱりと洗い流しましょう。

③蒸しタオル+ホホバオイルで毛穴ケアを

お顔の毛穴汚れが気になるときは、蒸しタオルで毛穴をゆるめてから、ホホバオイルを顔全体になじませて、指先でクルクルとソフトにマッサージしていきましょう。毛穴汚れが浮いて、ふきとりやすくなります。

セルフマッサージは2~3分程度で切り上げ、蒸しタオルや、コットンで油分を拭き取ればOK。顔の皮膚は薄く肌刺激になりやすいので、週に1回を目安に大事なイベント前などのスペシャルケアとしてとりいれてみてください。

④ホホバオイルパックで古い角質をすっきり

お肌のゴワつきや、古い角質が気になるときは、入浴中にホホバオイルでお顔のパックをしみてはいかがでしょうか。このようなやり方で、手軽にお手入れができます。

  1. 湯船に10~15分ほど浸かり、お肌をやわらかくする
  2. 500円玉ぐらいの量のホホバオイルを顔全体になじませる
  3. 指の腹を使って、軽い力で顔全体をセルフマッサージする
  4. オイルを乳化させてから、ぬるま湯で洗い流す

ホホバオイルには洗浄成分が含まれていないので、肌刺激が少ない角質ケアをしたいときにもおすすめです。

ちなみに乳化とは、なじみにくい水と油を少しずつ混ぜ合わせ、分離しにくい状態にすること。少量のぬるま湯を指先につけて顔全体になじませると、オイルが乳白色になり、お肌がなめらかになります。

乳化させてから顔を濯ぐことで、オイルの油分や汚れもすっきりと洗い流しやすくなります。

⑤シャンプー前の頭皮をホホバオイルでマッサージ

髪や頭皮が乾いた状態で、ホホバオイルを数滴なじませて、セルフマッサージをすると、シャンプー時に汚れが洗い流しやすくなります。

乾燥しやすい頭皮にうるおいを与えてくれるので、頭皮のカサつきが気になる人にもおすすめ。毎日行うと頭皮の毛穴の詰まりや、髪のベタつきの原因になりやすいため、週に1~2回のスペシャルケアとしてとりいれてみましょう。

⑥入浴後にボディになじませて保湿する

入浴後のお肌は水分が皮膚のうるおいを巻きこんで蒸発するので、とても乾燥しやすくなっています。ホホバオイルでボディの保湿ケアをしてみましょう。

ベタつきたくないときは、サラッと伸ばしやすい精製済みのクリアなタイプを、皮膚のカサつきが気になるときは栄養豊富な黄みのある未精製タイプでしっとりと保湿するのがおすすめです。

 

マタニティ時にはホホバオイルのこんな使い方も

ホホバオイルは妊娠線の予防や、会陰マッサージをするときにもぴったり。お肌をやわらかくし、うるおいを長く維持してくれるので、乾燥しやすいデリケートなお肌の保湿ケアにも向いています。

 

スキンケア・ヘアケアにホホバオイルを使用するときの注意事項

ホホバオイルの効果・効能とは?顔・ボディ・ヘアケアまでおすすめの使い方を解説

ホホバオイルを使うときには、どのようなことに注意すればいいのか、ポイントをご紹介します。

 

①未精製のオイルはクセが強め

未精製のホホバオイルはオイル独特の匂いが強く、クセがあるので、使いにくいと感じる人もいます。初めてホホバオイルを使うときは、透明でクセや匂いが少ない精製済みのホホバオイルがおすすめです。


栄養価が高い未精製タイプは、植物由来のオイルに慣れている人や、しっとりとしたテクスチャーでしっかりと保湿したいときに向いているので、お手入れする部位によって使い分けてみると良いでしょう。

②ニキビが気になるときは使用を避ける

ホホバオイルは油分100%なので、ニキビが気になるときは避けましょう。ニキビの悪化や、肌荒れを起こす原因になりかねません。ニキビが落ち着いた後で、普段のスキンケアにとりいれるのがおすすめ。

③開封後は酸化しやすいので保管場所に注意する

オイルは酸化すると肌刺激が起こりやすくなったり、成分が変化したりすることがあります。開封後は常温で風通しが良く、高温多湿にならない場所で保管し、できるだけフレッシュな状態で使い切るのがポイント。

ホホバオイルは比較的酸化しにくい植物由来の油分ですが、開封後は1~2ヶ月後ぐらいを目安に早めに使い切りましょう。

 

ホホバオイルをとりいれて美しいお肌・ツヤ感あふれる髪を維持していこう

ホホバオイルは優れた保湿力がありながら、肌刺激が少なくうるおいを長く保ってくれます。肌なじみが良いので顔はもちろん、ボディケアやヘアケアにも使うことができるので、手軽に普段のスキンケアや、髪のお手入れに使うことができますよ。

MRDULAのクレイマスクにもホホバオイルが配合されています。

クレイ独特の乾きを抑え、クレイマスクを塗る時も滑らかなテクスチャーでお肌への負担を減らしてくれます。クレイマスク塗布後に数分間放置しパックすることでしっとりもっちり肌に仕上げてくれます。

 

MRDULAクレイマスク

ホホバオイルの効果・効能とは?顔・ボディ・ヘアケアまでおすすめの使い方を解説

自然の恵みで清潔感あふれるつや肌へ
ミネラル豊富な6種類のクレイ*1で毛穴の汚れや角質をやさしくオフするクレイマスク。こんにゃく由来の柔らかいスクラブ*2が古い角質をやさしく吸着しつるんとしたお肌に導きます。クレイ特有の乾きを感じにくいしっとりとした洗い上がりのマスクです。
*1 カオリン、ベントナイト、海シルト、モロッコ溶岩クレイ、流紋岩末、タナクラクレイ(汚れ吸着除去)
*2 グルコマンナン(洗浄成分)
 
- ヴィーガン認証取得商品(vegeproject.org)
- オーガニック植物エキス配合
- 商品1つ購入で植樹に貢献

 

今回ご紹介したホホバオイルの特徴や、使い方をチェックしながら、ホホバオイルを日常生活にとりいれてみてください。