春に起こる体調不良とカパ増大時のセルフケア
冬から春への季節の変わり目で体調を崩す方は多いのではないでしょうか。
寒暖差や湿度差など体から来るストレスと相まって、4月で新学年や職場異動など精神的にも憂鬱になる時期でもあります。
今回は5000年の歴史がある伝統医学アーユルヴェーダで教えられている春の不調改善方法についてお話したいと思います。
春はカパが増えドーシャ(体を動かすエネルギー)バランスが崩れやすい
ドーシャ(体を動かすエネルギー、体質)のバランスは1日の時間帯においても季節ごとにも変動し私たちの体を動かしています。
春はカパが増える季節です。
カパは水のエネルギーで、水と地の元素からできています。
重性、冷性、遅性、油性、安定性といった性質で、結合エネルギーとして構造や体力を維持する同化作用を持っており、体の体力・免疫力に作用します。
漢方では「氣」に相当します。
春になって雪が溶けるように、冬の間に溜めて消化しきれなかった毒素・老廃物が流れ出てきます。
カパが過剰になりすぎてその毒素をうまくデトックスできなかった場合に起こる春の代表的な不調は
- 皮膚炎(蕁麻疹、帯状疱疹など)
- 鼻詰まり・痰(花粉症などのアレルギー)
- 気管支炎
- 冷え、むくみ
- 便秘
- 怠惰感・やる気が出ない・眠気
花粉症は代表的で、カパが過剰になる=免疫が過剰に反応することにより、体に入ってくる異物(花粉やPM2.5など)にアレルギー反応を起こします。
「コップの水理論」も花粉症になる有名な話で一要因でもありますが、それだけではなく免疫がアンバランスにならないようにドーシャバランス/体のエネルギーバランスを整えることも季節性アレルギー対策になります。
免疫のシステムは2種類の役割があります。
① 細菌や異物に反応し排除する役割
② ①が行きすぎないように抑える役割
カパが過剰になった結果①の役割が先行しアレルギー反応を起こします。
ドーシャバランスを整えることで不調が緩和されるので、カパの過剰を抑えるセルフケアを行なってみてきださい。
カパの過剰を抑えるセルフケア4選
水のエネルギー「カパ」を抑えるには
重性、冷性、遅性、油性、安定性といったカパの性質と反対のもの「軽性、温性、乾性、動性」を取り入れることが効果的で、デトックス・浄化が一番です。
①体を温める
- お白湯を飲む
- 冷えないような服装や環境にする
- 運動をして汗をかく
- 湯船に浸かる
②食事は軽めにする
- 夜ご飯は早めに、控えめに
- 糖分・油分を減らす
- プチ断食をする
- ハーブや苦味・渋みのあるものや、スパイスの効いた食べ物を食べる
③マッサージ
- マッサージは体を温めてデトックスを促すセサミオイル(白胡麻油・太白ごま油)で行うと効果的
④早起き
- 朝眠くてもカパの重性・遅性が増えないように、早起きで一定の時間に起きることを心がける
体質はすぐには変わらないため即効性はありませんが、続けることで改善されていくのでぜひ試してみてください。
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湯船に浸かった後、ざらつきが気になる部分や、デトックスを促す足や首・デコルテを心臓から遠ざかる方向にマッサージしてみてださい。
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